みなさん、こんにちは
ご訪問いただき、ありがとうございます
感謝いたします
今回は、「傾聴・ミラーリングのやり方:4選 ミラーリングを習得して傾聴力をアップしよう」と題して、私の考えを紹介したいと思います。
この記事は、以下の方々に読んでいただきたいと思っています。
ミラーリングとは
ミラーリング(鏡に映す)とは、相手の動きや姿勢をそのまま使って、相手のボディランゲージを映し出す、カウンセリング技法のひとつです。
カウンセリング技法、なんですか?
相手の話をきちんと聴くことの基本は、先入観を持たずに、曇りのない状態で、相手を正しく認識・確認していくことにあります 。
大切なことですね!
話し手にとっては、聴き手が自分の意見をいったん横において、話をきちんと聞いてくれた、受け取ってくれたという事実がとても重要だからです。
一方的にまくし立てて、こちらの話をまったく聞かないような人も、たまにいますからね。
だからといって、変に気負う必要はありません。
会話はキャッチボールですから、徐々に相手に近づいていけばいいのです。
それでは、具体的な手法を紹介したいと思います。
ミラーリングのやり方①:呼吸を合わせる
相手と向き合ううえで大切なことは、相手に呼吸を合わせることです。
呼吸といいますと?
会話の進め方は、人によって様々です。
いきなりポイントをついてくるような人もいれば、状況を丁寧に説明する人もいます。早口の人もいれば、ゆっくりしゃべる人もいますよね?
なるほど!
相手の会話の進め方に合わせる、ということですね!
それって、難しくないですか?
自分と似たようなタイプの人だったらまだしも、異なるタイプの人に合わせるのって・・・
そうですね!
ですので、まずは「相手のパターンを確認」することから始めてください。このときに大切なことがあります。
どんなことですか?
ひとまず、自分の意見をいったん横に置いてほしいのです。
さきほど、会話はキャッチボールだとおっしゃっていませんでしたか?
はいその通りです。
実際にキャッチボールをするときでもそうですが、速い球でキャッチボールをしたい人もいれば、ゆっくりとしたペースでキャッチボールしたい人もいますよね?
スピードもそうですし、距離の長短もありますよね?
そうなんですよ。
ミラーリング(鏡に映す) ですので、ひとまず相手のペースに合わせることが大事です。
相手の感覚・感情に寄り添っていく意味でも、自分の意見はいったん横に置いた方がスムーズに進みますよ。
そういうことですね!よく分かりました。
ミラーリングのやり方②:キーワードをとらえる
次のポイントとしては、会話のなかのキーワードをとらえることです。
相手にキーワードを教えてもらうということですか?
相手に聞くとしたら、上手に聞かないとマズイですね!
というと?
「あなたは何が言いたいのですか?」などと言ってしまうと、相手は詰問されているように感じてしまうのではないでしょうか?
・・・・・
今回は「ミラーリング」がテーマですので、上手な質問の仕方とは違った角度で紹介させていただきますね!
よろしくお願いいたします。
相手のキーワードを見抜くうえで、ヒントになるものがあります。
それは、相手がどの言葉、どの内容に、力を込めて話しているかを探るのです。
なるほど!
自分が大切に思っていることを話すときには、力が入ってしまうこともありますね。
その通りです。
そのキーワードを見抜くことができたら、相手に復唱して確認してみて下さい
いわゆる「オウム返し」というやつですか?
その通りです!
このとき、相手が「そうそう!」などと前のめりの反応をしてくれれば、それはキーワードと考えて間違いないと思います。
なるほど。今度、試してみますね。
話をしている人も、自分の考えが整理されているとは限りません。
そのようなとき、聴き手から「オウム返し」されることで、話し手の整理が進むこともあります。
なにより、「ちゃんと、自分の話を聞いてくれている」という安心感が生まれますよね?
「ちゃんと、こちらの話を聞いてるの!」って思うことありますね。
良好なコミュニケーションは、双方の信頼関係があってこそ成立するものですよね!
ミラーリングのやり方③:自分の言葉に置き換える
「オウム返し」でキーワードをとらえることができたら、今度は、自分の言葉に置き換えて、相手に返してみることをお勧めします。
これのメリットは、相手の反応によって、置き換えた表現(自分の理解)が正しかったかどうかが確認できることです。
なるほど、なるほど!
職場にそのような質問の仕方をする先輩っていますね~
部長が何かを言ったあと、「先ほど〇〇とおっしゃっていましたが、それって、△△と理解してよろしいですか?」みたいな
ひょっとしたら、その先輩はこのようなスキルを意識して活用しているのかもしれませんね?
その質問の仕方は確かに有効なんです!
そのあと部長は「そうだな、△△と受け止めてもらった方が分かりやすいかな」みたいな発言をすることもあるので、そばで聞いている私たちも理解が深まって助かっています。
立派な先輩をお持ちですね!
キーワードをとらえつつ、さらに自分の言葉に置き換えて話をすることで、話し手は「ちゃんと、こちらの話が伝わっている」という安心感を持つことができるのです。
こうして、話し手と聴き手の間に信頼関係が生まれてきます。
勉強になります。
ここで注意していただきたいことがあります。
それは「何のために自分の言葉に置き換えるのか」ということです。
え?
相手に寄り添うためではないのですか?
その通りです。
目的はあくまでも「相手に寄り添う」ことであり、自分の意見をいうためではないということです。
どういうことでしょうか?
横柄な人やせっかちな人に多いのですが、こちらの話をさえぎって「ようは、こういうことが言いたいの!」なんて言ってくる人いませんか?
いますね!
そのように、自分のペースで結論付けようとする人は、相手との信頼関係を築くことは難しいでしょう
このような人は、必要がなくなると、誰からも声をかけられなくなりますので、気を付けて下さいね
あなたも気を付けて下さいね!
ミラーリングのやり方④:相手の視界を広げる
このようなやり取りを続けていると、だんだんと、話し手が何に悩んでいるのか、何に困っているのかが分かってきます。
だからこそ、大事なことがあるのです。
と、言いますと?
そこで性急に「だったら、〇〇してはどうですか?」などと、個別具体的な意見を言わない方がよい、ということです。
えぇ!
だって、信頼関係も築けているじゃないですか?
その通りです。
信頼関係が築けているからこそ、相手が自分で考えて、自分で納得してもらうまで、相手に寄り添ってほしいのです。
相手のためなんですね!
相手が納得することが大切なのではないでしょうか?
わざわざ相談時間をとってもらった相手は、こちらの個別具体的な意見にあまり納得していなくても、表面上は「納得した」ような反応をすると思います。
するとこちらはどんな反応になるでしょうか?
分かってくれたんだ、よかった、って思いますよね・・・
ここが最後の落とし穴なのです。
このようなことにならないように、私は次のような問いかけをするように心がけています。
これも、相手に寄り添う問いかけなのですね?
私は、相手が納得した形で行動してもらえればよいと思っています。
相手の「内なる声」に気付かせてあげる、といってはおこがましいのですが、何をすべきか分かっていても「背中を押してほしい」ときってありますよね?
ありますね
最初に、「ミラーリングはカウンセリング技法のひとつ」と申しましたが、カウンセリングとは本来、そのようなものなのかもしれませんね。
相手が何を求めているかは、慎重に見極めていきたいですね!
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いずれにしても・・・
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