
営業の仕事をしているのですが、職場の先輩にどうしても叶わない相手がいます・・・

君の営業戦績は何番目なの?

いつもその先輩が1位で、私が2位なんです。その先輩以外には負けないのですが・・・

つまり、先輩に対しては劣等感を抱いて、他の同僚に対しては優越感を抱いているのですね

そうなんですかね?(先輩に対しては劣等感を抱いているけど、同僚に対して優越感を抱いているのかな?)

今回は、そんなあなたのお悩みを解決します!
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今回は「アドラー心理学① あいつには負けたくない 優越感と劣等感の向き合い方」と題して、優越感と劣等感に迫ってみたいと思います。
あいつには負けたくない:どうして劣等感を抱くのか?

人はなぜ、優越感や劣等感といった感情をいだくのでしょうか?
人は誰でも、生まれたときは非力な存在です。両親に育てられて段々と大きくなっていきます。
当然のことですが、子供は両親と比較すると、分からないことやできないことだらけです。このため、劣等感にかられやすいと言われています。

自分の両親に対して劣等感を抱くものなんでしょうか?
例えば、小さい子供とかけっこをした経験があるご両親なら経験があると思います。
子供たちは「負けたくない!」と思って走ります。
そこで、こちらが大人げなく本気を出したりすると、怒って悔しがったりします。
これは何も、両親に対してだけではありません。

弟や妹は、兄や姉に負けたくないのですが、年齢差がそのまま体力差や能力差となります。
兄や姉に勝つことができず劣等感を抱くようになるのです。
早い子では幼稚園、遅い子でも小学生になる頃には、自分と周りを比較して、様々な劣等感を抱くようになります。
可能な範囲で、わが子にはいろいろと経験をさせてあげて、自信を持たせてあげたいですね。
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自分と誰かを比較して、劣っている自分に対して抱く感情が劣等感ということですね

その通りです。しかし、劣等感の程度は個人の主観的な意味合いも影響します

と言いますと?
他者との比較は、必ずしも客観的な事実に即しているとは限らないからです。
人によって「気にする・気にしない」の感覚は異なりますよね?

ダイエットなどがその顕著な例だと思います

第三者から見ると、大したことがないようなことでも、本人にしてみればとても重大な欠点だと感じていることはよくあるのです。

さっきの彼だって、営業成績2位なんて、私は素晴らしいと思うけどな!
あいつには負けたくない:どうして優越感を抱くのか?

人は、劣等感を他の何かで補おうとします。誰かと比較して、同じ土俵で勝てないとしたら、他の土俵で勝とうとするのです。

僕は先輩との土俵では勝てないから、同僚との土俵で勝とうとしているってことですか?
分かりやすい事例で説明しますと、運動が苦手といった劣等感を勉強が得意といった優越感でカバーするようなものです。

「あの人にはかなわない」と思っているからこそ、それを打ち消すように「この人には勝っている」と思いたいのです。
誰かと比べているということ自体、相対的な評価をしていることですよね?
営業成績で勝てば優越感になるし、負ければ劣等感になる。

・・・
でも、負けたくないんですよね
劣等感と優越感は表裏一体

劣等感と優越感は表裏一体です
劣等感が大きいほど、そのギャップを埋めようとして、大きな優越感を得ようとすることもよく見られます。
逆に言うと、大きな優越感の追求の裏には、大きな劣等感が横たわっているのかもしれませんね。

営業成績なんて、勝つこともあれば負けることもあるんじゃないの?
君と先輩との勝負はいつになったら終わるんだろうね?

少なくとも、勝つまでは終わらないと思います・・・


勝ってもさ、また負けることだってあるじゃん!
先輩と比べることから抜け出して、比べなくても価値のある君自身に気づいた方がいいんじゃないのかな?
人間はいろんな個性があるから面白いと思うのです。誰かと比べる必要なんてありません。
アドラー心理学では、劣等感や優越感からの脱却を提唱しています。
つまり、勝っている・負けている、優れている・劣っている、といった誰かや何かとの比較に振り回されない生き方のことです。
誰もが等しく、尊重されるべき存在なのです。

勝ち負けも大切だと思いますが、あまり気にし過ぎたら、自分が苦しくなると思いますので、そんな気にする自分のことを許してあげて下さいね!
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