よく、謙虚と謙遜は違いますっていいますよね?
どのように違うのか、自分なりに腹落ちするまで考えてみたことはありますか?

あんまり、深く考えたことはなかったよ

そんなこと言ったって・・・誰かに褒められたら、つい「そんなことないですよ」って言ってしまいませんか?

今回は、そんなあなたのお悩みに寄り添いたいと思います!

謙虚と謙遜の違いとは
私たちが意識することなく使っている、謙虚と謙遜。
改めて、謙虚と謙遜の言葉の意味を確認してまいりましょう。
謙虚とは
ひかえめでつつましやかなさま。自分の能力・地位などにおごることなく、素直な態度で人に接するさま。
謙遜とは
自分の能力・価値などを低く評価すること。控えめに振る舞うこと。

ご感想はいかがですか?

正直、あまり違いはないように使っていましたが・・・
改めて比較してみると、謙虚と謙遜は少しどころか、ずいぶんと意味合いが違いますね!

そうだね!
両方とも「控え目」という共通点はあるものの、謙遜の方は「自分の能力・価値などを低く評価」することなんだね。勉強になりました。

ほめられたときに、謙遜すべきでない理由とは
謙虚とは
ひかえめでつつましやかなさま。自分の能力・地位などにおごることなく、素直な態度で人に接するさま。
謙遜とは
自分の能力・価値などを低く評価すること。控えめに振る舞うこと。
ここで、改めて、誰かに褒められたシーンを想像してみましょう。
多くの人は「そんなことありませんよ!」って答えていませんか?

はい、それがお決まりのように、ずっと、そう答えていました。

ちなみに、なぜ、それがお決まりだと思っていたのですか?

まず、誰かに褒められても「社交辞令」じゃないかと感じていたのと、「謙虚にすべき」と思っていたからです。


うん、私もそうだね!

なるほど、そのお気持ちは分からなくもありません。
私たちがそのように感じるのは、そのように育てられてきたからだと思うのですね。
そのうえで、せっかく誰かがあなたを褒めてくれたのに、「そんなことありませんよ!」なんて答えたら、相手に対して失礼だともいえませんか?

そうなんですかね・・・?

例えばですが、自画自賛している人のことを想像してみて下さい。
その人が「私って仕事ができるでしょう!」って言ってきたら、なんて答えますか?

相手との人間関係にもよりますが・・・
上司、親しくない同僚、お客様だとしたら「そうですね!」と答えるでしょうね。

その通りだと思うのです。
「そうですね!」と答えるのは、相手に対する「肯定」ですよね。
心の中の思いはさておき・・・

このとき、さきほどのように「そんなことありませんよ!」なんて答えようものなら、相手に対してケンカを売っているようなものです。

確かにその通りですね。

それは分かりますけど・・・
でも、実際に自分が誰かに褒められても、自分に自信がないせいもあるのか、やっぱり、「そんなことありませんよ!」って言ってしまいそうです。
ほめられたときに、謙虚に感謝すべき理由とは
なるほど、「謙虚にすべき」の背景にある気持ちは、「自分に自信がない」ということなのですね。
でも、安心して下さい。
褒めている相手は、あなたに自信があるかないかなど気にせずに褒めているのです。

うん?

考えてみて下さい。
皆さんが誰かを褒めるとき、いちいち、「この人、自分に自信があるんだな」って思いながら褒めていますか?
それ以前に、まず、「この人、素晴らしいな!」って思う気持ちが先にあるのではありませんか?

その通りだと思います。
基本的には、相手の何かに感動して褒めているのだと思います。

私もそうかもな!
全く、褒めるに値しないようなことを褒めるのは、さすがに嫌味のような気がするし・・・

ですよね?
相手を褒める背景には、様々な思いがあるにしても、「全然、思ってもいないことを褒める」ことはないと思うのです。

言われてみると、そうかもしれませんね。
でも、褒められても「大したことではない」と感じるときもあるのではないでしょうか?

そんな人は、なおさら「ありがとうございます」と感謝した方がよいのです。
何故かというと、「自分では大したことない」と思っていたけど、「相手にしてみれば、そうではなかった」と自分の価値を再認識させてくれたのですから!

なるほど! 素晴らしいですね!
その通りだと思います。
ほめられたら、まず「感謝」するようにしましょう。
「感謝」とは「ありがとうございます」とか「うれしいです」でよいと思います。
本当に大事なことなので、再度、謙虚と謙遜の違いを紹介しますね。
謙虚とは
ひかえめでつつましやかなさま。自分の能力・地位などにおごることなく、素直な態度で人に接するさま。
謙遜とは
自分の能力・価値などを低く評価すること。控えめに振る舞うこと。
誰かに褒められたら、素直に、「ありがとうございます」、「うれしいです」と答えればよいのです。
決して、「そんなことありませんよ!」などと自分で自分を低く評価する必要は何もないのです。
誰だって、褒められたら「うれしい」ですよね?
「うれしい」ときには何と答えますか?

ありがとうございます、ですね!

もし、それでも、まだ、「謙虚でいたい」という気持ちがあるのなら、「皆さまのおかげですよ」などと付け加えてはいかがでしょうか?

ありがとうございました。とてもスッキリしました。
また、同じような表現(意味合い)でも、ポジティブな言葉で表現すると、ネガティブな言葉で表現するのとでは、相手に与える印象が随分と変わってきます。
言っている本人に悪気はないと思うのですが、だからこそ、ちょっとだけ気を付けた方が、あなたにとっても、周囲の人にとっても幸せなことだと思います。
知ってる?教えて!:ネガティブ表現とポジティブ表現を使い分けると印象がこんなに違う!


そうでしたね! ちょっと言い方を変えるだけで、相手に伝わる印象は随分と変わるものですよね。

セクハラにしても、パワハラにしてもそうだと思うのですね。
大切なことは、何を言ったか、何をしたかではなく、相手にどう伝わった?、相手がどう感じたか?だと思っています。

このような話をしたり、このような記事を読んだときには「うん、うん!」って思うんだけど、時間が経つと、つい、忘れちゃうというか、元の自分に戻っていることってあるよね?
どうしたらいいと思う?

普段、自分が口にしている言葉や態度、表情について、意識してみるといいと思います。
何事も、意識しないと変えることは難しいと思います。
そして、意識しながら、習慣に変えていけばいいと思います。

習慣化のテクニックについては、こちらの記事で分かりやすくまとめています。
自分を変える「よい習慣」の身につけ方 無理せずできる「よい習慣」の身につけ方


努力がいらないって、魅力的ですよね!

いずれにしても、謙虚と謙遜は違うことがよく分かりましたね!
誰かに褒められたら、謙遜せずに、素直に「ありがとうございます」と、感謝するようにしていきたいものですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝しています。
また、こちらでは、筆者(管理人)が感動した 「偉人たちの勇気の言葉」 を紹介していますので、よかったら覗いてみて下さい


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